西条市長選挙の20日の投開票を前に、西条市周布の東予高校の生徒や市職員ら計約20人が15日、近くのスーパー2店で、期日前投票の場所や市外に住む学生の選挙権について書かれたチラシなどを買い物客に配り、「投票をお願いします」と呼び掛けた。
 選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたのに伴い、若者に選挙への関心を高めてもらおうと、市明るい選挙推進協議会が初めて市内の高校と共同で実施した。
 15日は、東予高3年生9人が二手に分かれ、協議会メンバーらと一緒に啓発用のチラシとポケットティッシュを配布。「西条にいい影響を与える人を市長に選びたい」という男子生徒(18)は「若い人の声が政治家に届くようになるので、積極的に投票に行きたい」と力を込めた。
 16日には、丹原と西条の両高校の生徒がそれぞれ、地元のスーパーなどで街頭啓発を実施する予定。
 丹原高2年の女子生徒(17)は「選挙に行かずに不満を言うのではなく、言いたいことは投票を通じて表明してもらいたい」と訴え。市長選で初めて選挙権を得た西条高3年男子生徒(18)は「若者も大人も積極的に選挙に行ってほしい。適当に投票するのではなく、政策などを見て1票の重みを感じないといけない」と話した。